戦略的ブランドデザインイメージ

戦略的ブランドデザイン

ブランドデザインと日本

同一製品を大量に生産して、消費者にできるだけ安く提供することによって競争優位が維持できていた高度成長期も終焉を迎え、人々が一様にモノを所有することができる時代がやってくると今度は、人々は他と同じものでは満足できなくないという、いわゆるイメージやブランドが重視される時代がやってきました。

それと併行してアジアの国々の技術力が急速に向上し始め、さらにそれに人件費の安さが加わり、日本の製品はついに価格競争によって生き残るための道を模索することも困難になってきました。

また世代ごとにもさまざまな価値観が生まれ、人生観までも自由で常識にとらわれないものへと変わり、企業側はいかにして消費者の購買意欲を喚起することができるかが重要なテーマとなってきましたが、このように国内経済が低迷する中で、企業が競争力を高めるには"知的財産"の活用が需要なポイントになると言われるようになりました。

"知的財産"というと"特許"や"ブランド"が挙げられますが、これらは企業にとっては大きな無形資産で、技術力が高まって製品自体の機能や品質において他社との差別化を図ることは困難になった現代では強力な武器の1つとなっています。

特に"ブランドの構築"は、一朝一夕に築き上げることができるものではなく、他社との競争で得られるものでもなく、企業と消費者との間で長い年月をかけてコツコツと成長させていく性質のものであることから、他社によって侵害される危険も殆ど考えられません。

最近ではインターネットや運輸業の発展に伴って、企業だけでなく自治体においても製造業を中心とした"特許戦略"や農林水産業の分野における"ブランド戦略"を行って、これらの知的財産によって商品の付加価値を高めて地域経済を活性化させようとする動きが各地で起こってきました。

日本はどちらかというと知的財産の中でも、"ブランド"よりも"特許"の方が注目される傾向にありますが、100年200年と価値を徐々に高めていくことのできるブランドに比べると特許の独占権が存続するのは10年程度で、その後は加速度的に価値が下がって行ってしまいます。

このことからも、日本企業にとっていかに世界と肩を並べることができるようなブランドをデザインすることができるかが今後の課題となってきそうです。

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戦略的ブランドデザインは、ネーミングについて解説しています。

戦略的ブランドデザインPick!:ブランドデザインとイノベーション

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